VOICE

卒業生の声 Vol.2 「今につながるフランス文化の学び」

白百合を卒業後、社会で活躍する卒業生の現在の様子や大学時代をご紹介します。

今回は文学部フランス語フランス文学科卒業後、総合職として活躍されているOG(卒業生)M.Oさんの声をお届けします!

 

食に関心を持ち、専門卸売りの世界へ

株式会社TATSUMIという食品ワイン等レストラン専門卸の会社で事務系総合職として働いています。おもな業務内容はレストランからの受注管理やお問合せなどの電話対応です。専門的な商品も扱っており、プロの料理人の方々のお問合せに応えることは容易ではありませんが、もともと食に対して関心を持っていたので、楽しみながら知識を深めています。お客さまからわざわざ自分宛てに御礼の電話をいただいたときの達成感はひとしおでした。

 

注文や問い合わせの電話対応が多いため、ヘッドセットを活用。

 

輸入業者の方々に出展を募り、年に一度開催している展示会の様子。昨年はレストラン関係者を中心に4000人以上の方にお越しいただきました。

 

興味を育てた学生時代

学生最後の時間を自分のために使い、自分の興味を育てることに注力していました。気になった授業はなるべく受講するようにしていましたし、美術館を巡る時間や友人との海外旅行、フランスへの短期留学の経験は自分の財産になっています。今の仕事ではイタリアンやフレンチレストランを対象とした商品を中心に取り扱っているので、フランス語の名前がついた商品が多くあります。また、お客さまに商品をご案内するとき、フランスへホームステイした際に知った調理方法が参考になったこともありました。直接フランス語を使う機会はありませんが、大学時代に学んできた、語学・文化面での知識が生かせているのではないかと思います。

 

会社で取り扱っている世界最小のパスタ《クスクス》。フランス留学時に食べたクスクスのタブレ(サラダのような料理)が非常においしかったのが今でも印象的。

 

これから大学進学を考えるみなさんへ

就職や将来を見据えて「役に立ちそう」なことを学ぶのも大切ですが、せっかくの自由な学生生活ですから、自分が興味のあることを学び、心からやりたいことに挑戦するのもよいと思います。そうして自分の世界を広げていくなかで、新たな出会いや発見があるかもしれません。自分の感覚に従って、楽しい時間を過ごせるよう願っています。

 

 

▼文学部フランス語フランス文学科の詳細はこちら

 

▼海外留学制度についてはこちら